<リフォームの動機>子世代は巣立たれ、今は仕事も引退され、ご夫婦で静かな暮らしを始められた矢先、突然奥様が脳内出血で倒れられて1年余り。現在右半身不随が残り病院でリハビリ中。御主人の献身的な介護の甲斐もあって要介護2まで回復。御主人も腰を痛められて最近まで入院していたとのこと。早く住み慣れた家で2人の生活を取り戻したいとのご依頼。 |
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| <設計・施工の思い>大事に守ってこられた通り土間のある田の字型の民家。浴室・トイレなど別棟にあり、奥様にはあまりにも危険。ご予算の範囲で水まわりを取り組み、安全で機能的な動線計画および高さ計画とともに、住み慣れた風情を残せればと計画。居間・食堂・トイレ・浴室と生活スペース内は、自立して動くことのできるように大きめのトイレに開口2ヶ所をとり、家中回遊できる配置とした。 |
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2通りの昇降を可能とする、連絡口
← 動作1
ダイニングから階段で居間へ。補助の手すりを使い上がる。
← 動作2
ダイニングから段差無しで居間へ。
居間の上がりかまちに腰かけ、体を回転 |
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(左上) 玄関を入ったところ (右上) 勝手口より
玄関からの通り土間は、構造上差鴨居を残して、はっきりとメリハリのある広めの段を取り、手摺りを設置 転倒の危険、素足の肌触りの心地よさを考え、柔らかい35oの吉野杉の無垢板で仕上げました。
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(左上) 玄関を上がって
増築部の建具(手前)は、既存のものを再生。壁は珪藻土を使用しています。
(右上) 洗面脱衣室(増築部)
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「座る」
アームレスト先端に手をついて、そのまま姿勢をまわし着座。
「立つ」
アームレストに左肘をつき、腰を上げる。 |
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(左上) 右のアズキ色の部分が増築部
(右上) トイレ
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一人でもゆっくり時間をかけて家事をし、洗濯をし、お風呂に入って、語り合って・・・
これからの人生・生活をご自身とうまくつきあっていただきたい、本来の意味での「悠々自適」のんびりとした生活を楽しんでいただきたいと、優しすぎず、厳しすぎない計画をめざしました。
<施主の感想>妻は自分でトイレも行けるようになったし、自分でお風呂も入っています。食事のしたくも一緒にします。動ける妻がいとおしく、昔みたいに会話も弾み、少し明るくなりました。 |
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DATA
施工場所:奈良県橿原市/築年数:60年/施工日数:約40日
施工部位:廊下(DKと居間の連絡口)、トイレ・浴室・洗面脱衣室の改装(一部増築)
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