奈良県高市郡高取町｜戸建　リフォーム　リノベーション　離れ改修

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セカンドハウスで”２”ndライブ

奈良県高市郡高取町　Ｔ様邸　/　戸建て　30年　/　工期：約40日

奥さまがご趣味の部屋として使われていました。
もともとは、学習塾として使っていたので、広い一間になっているため、空調設備も不経済的で、お茶を飲むにも母屋のキッチンまで外を通って往復しなければなりませんでした。今の生活スタイルには、不適合な要素が多くありました。

さまざまな不都合を改善し、現在の生活スタイルと少し先のことまで想定したデザインを心掛けました。

お客様のご要望 ①　遠方で仕事をしている息子さんが、いずれ結婚して家族を連れて帰ってきたときに、落ち着いて泊まって帰れる部屋を作っておきたい。
②　水廻りがないので、お友達とお茶を楽しむ時に母屋から運ばねばならず、遠く面倒である。簡単なキッチンがほしい。
③　トイレや手洗いが傷んでいる。

設計コンセプトまず今まで広々と使用されていた部屋を２分割に、１つは可変に使用できる小上がりのある約８帖のゆったりとした畳コーナーを設けました。
緩やかに仕切る可動間仕切戸を閉めれば個室としてお客様が宿泊できる部屋を（長期滞在可能）想定し、日常は畳コーナーに腰掛けておしゃべりできる高さに設定、ミニキッチンを囲む配置です。

キッチンとアトリエをつなぐ開口部は間口を広く（ｗ1200有効）とり、車椅子でもゆとりがあるように設計しました。
アトリエはあえて玄関も取り込み、絵を描くときに人数に応じて、どこにでもイーゼルを立てられるように配慮し、玄関は靴脱ぎをかねたベンチを備え、天井までの手摺棒を設置しました。
又、以前広々と1部屋として使用されていたこともあり、間仕切壁上部はすべて開閉式の窓をとり、換気の調整、明りの調整、圧迫感の視覚的調整を図りました。
空調設備の見直し、セカンドキッチン、洗面化粧台は電気温水器を単体で設置、床・壁・天井の断熱材の敷設及び、採光、風の通りを考え間仕切り壁に通風窓を設置するなど安全で快適な空間をめざしました。

ダイニングキッチン及び畳室

気持ちのいい明るい空間になり、日中この部屋で過ごす時間が増え、ご友人とのアフタヌーンティーにも活躍。
日常はキッチン～畳室まで、一体で利用可能です。対面カウンターには５人座れます。
壁は珪藻クロス、天井は杉無垢材の羽目板を使用。

キッチン　

キッチンより

キッチンに立つと全体が見渡せ、周囲の緑から部屋に差し込んでくる木漏れ日が心地良いです。

畳室からキッチンを見る

間仕切壁の上部は全て開閉式の窓。換気･採光･視覚的開放感を実現。

天井までの大きな開口

大きな開口の片引き戸と格子のアクセント

趣味室（アトリエ）収納　腰掛ベンチ

趣味室（アトリエ）

奥様の趣味室。絵画を飾ったり、パッチワークなど趣味を楽しんでおられます。　

畳コーナーの段差を利用した収納

天井にはピクチャーレールを埋込。

腰掛ベンチ

玄関は靴脱ぎをかねたベンチを備え、天井までの手摺棒を設置。

キッチンバック収納

キッチンカウンター・キッチンバック・畳室の小上がりはアッシュ材で製作。

洗面・トイレ・外観

施工前

フリールーム

洗面

トイレ

間取り図比較

お客様の声

はじめは息子のためにと考えていたリフォームでしたが、安心感があり、落ち着きます。
将来は納戸にお風呂も増設して、「私たち夫婦の部屋にするのもいいなぁ」と思っています。友人も大絶賛、趣味スペースは半分の間取りになったのに、かえって使いやすくなって狭さも感じず快適です。
和室の段を活用した引出しは大変便利で、パッチワークの布や絵画の道具などにを収納してフル活用しています。

[DATA]　施工場所：奈良県高市郡高取町　/　築年数：30年　/　施工日数：約40日　/　施工部位：離れ改装工事