ミスがあっても結果を残せる人の仕事の考え方

本店の火曜日の朝は、始業前に掃除からスタートです。
始業前の掃除というと、昔は当たり前でしたが、最近は「働き方改革」が盛んに叫ばれる時代です。
労務環境も変わり、「始業前の掃除時間は、仕事時間に入らないとおかしい、業務外のことはしたくない」、
などの声が聞こえてきます。もちろん法律ではそうなのですが、実際に、そんな考え方で、中小企業はやっていけるのだろうか?これからの地域の中小企業の未来は大丈夫か?と私は心配です。

法律と現実、まだまだ、葛藤中です。

忘れてはならないのは、自分たちの仕事場は、自分たちできれいにし、大切に使う、ということ。家を大切にする思いも、会社を大切にする思いも、モノや道具を大切にする思いも、すべて同じと私は考えています。あるもの、与えられたものは、いつまでも手にした時の喜びを忘れず、大事に使いたいですね。

さて、
掃除のときに「さすが」と思ったことです。

写真を見てください。

黄色の延長コードを柱にクルッと巻き付きけています。
延長コードの先では、弊社スタッフが、掃除機を屋外で使っています。
なんで、延長コードを柱に巻いているのか?というと、
誰かが不注意により、延長コードに足を引っかけても、
延長コードが柱に巻付いているため、コンセントに直接チカラがかからず、
コードが抜けて作業がストップするのを防ぐためです。


ちょっとした知恵なのですが、このような工夫や配慮に気が付く人が少なくなってきています。仕事は、このような知恵・工夫の連続です。このようなことに気が付く人は、ミスが少なく確実な仕事をしますので、信頼がおけます。

なぜなら、仕事はスムーズにいくことばかりではなく、何かトラブルやミスが発生することも考えたうえで、対応できる仕事のやり方を(自然に)しているからです。
このコードを巻いて使用していたのは、弊社最高齢の勝本です。ベテランのなせる業というか、普段から仕事に対する考え方も学ぶべきことが多く、
「さすがっ」
と思いました。

このようなことを、わが社のスタッフは全員、自然とできるようになってほしいものです。そして、指導していきたいと思います。

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