今井町蘇武橋のユノミの木

近鉄八木西口駅から飛鳥川にかかる朱色の「蘇武橋」を渡ると、
創造工舎本店のある「今井町」へ。
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その橋の袂にあるいつも何となく気になっていた大樹。
自転車でいつもその横をかけぬけるように通るので降りてじっくり説明板も
呼んだことがなくいつも「大きいなあ~」っと見上げて通っていた。
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今日は、本当に気になって自転車から降りて説明文を読んでみた。
蘇武橋のエノキ(通称:ユノミの木)
樹高は15m
幹周りは5m
樹齢は420年。
さらに平成21年に橿原市の「景観重要樹木」に指定。
読んでから、このエノキを見上げると、さらに堂々とした、樹齢420年の貫禄の様に
今まで軽視していたことに反省。。。
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今井町では、今まで今井を見守り続けたエノキが次の世代にも生き永らえるよう、
保全する活動、たとえは樹木の観察記録や清掃などの日常的な管理の活動も
されているそうです。
(そういえばこの大樹を頑丈な丸太で補強されていました)
そして、もうひとつこの「蘇武橋」は聖徳太子が斑鳩宮から明日香村へ通った
道でエノキと反対の橋の袂に、聖徳太子が馬を止めて水を飲ませたと
伝える井戸「蘇武井」もあり、またさらに発見。
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そして地元の人はいつも「蘇武橋」のことをなぜ「そんぼ」と言うのか疑問でしたが、
聖徳太子が通ったので「尊坊橋(そんぼばし)」とも言い「そんぼ」と地元の人は言うそうです。
日常に何気に気にかかったことは、忙しい日々でも少し足を止めて
そのことに興味を持ってみると、新しい発見やさらに深く知ることが
できるなあと感じました。
みなさん、今井町の観光には、重要文化財の見物とこの蘇武橋のエノキも必ず
観光して下さいね。
総務部 阪本 昌子