歴史を感じます!

みなさまこんにちは!
フラン真美ヶ丘店の藤村です。
今日は、歴史を感じる建物のご紹介をさせていただきます。
ご紹介するのは江戸時代から受け継がれてきた建物で、なんでも大目付の屋敷跡といいますから歴史と格式を感じます。
残念ながら今は、その敷地に長屋門と当時をしのばせる植栽だけが残っている状態ですが、それでも十分に当時の面影を残しております。

さらにこちらの建物の価値を上げるものに、明治に生まれ、昭和の時代まで活躍なされた俳人、阿波野青畝(あわのせいほ)氏の生家であるという事実があります。
阿波野青畝氏といえば、高浜虚子と師弟の間柄となり、のちに水原秋桜子、山口誓子、高野素十と並んで四Sと呼ばれたということですから、まさに教科書に載るような歴史上の人物ですね!!
(恥ずかしながら、阿波野青畝氏のことは今回の件で初めて知りましたが・・・。)
その方が、こちらで生まれ青年期まで過ごされたというのですから、とてもとても大切な建物ということになります。
長屋門の中には、氏が生前に利用したとされる机や、当時のものだと思われる長持や箪笥などが残っていました。

休日には、氏の生家や句碑を見学するため、遠方から来られる方もあるようで、ちょっとした観光名所のようになっています。
今回の建物は、以前からご縁のあったお客様が満を持して購入なされたもので、その改修の相談をしていただいているわけですが、ともかく、こんなに大切な建物の改修工事に携わらせていただいているとは・・・、ほんとうに感謝、感謝ですね!
今後としましては、古民家の改修を研究している設計担当者を中心に、今後の改修計画についてご提案させていただく予定ですが、建物の歴史と、氏のお名前を汚さないような良いご提案ができますよう頑張ってまいりまっす!!

                         フラン真美ヶ丘店   藤村 忠司