昨秋、いにしえの奈良の古都を訪ねて

関東から遠来の友を含めて同級生、総勢10名で古都の秋を楽しみました。
前職の会社に入社以来、毎年秋に1泊2日の小旅行を続けています。筆者の他に奈良在住のI君が
いるので、遷都1300年祭を迎える奈良を案内するようにと、二人で幹事を仰せつかりました。
初日の予定が藤ノ木古墳・法隆寺・薬師寺・唐招提寺・平城宮跡、
二日目が飛鳥の石造遺跡・高松塚古墳・飛鳥資料館・万葉文化館・橘寺・飛鳥寺
というハードスケジュールを立てました。
家内に見せると「ワーこんなん無理やー、絶対廻られへん」との事でしたが
耳を貸さずに11月18日の10時にJR法隆寺駅に集合し、
車2台に分乗して藤ノ木古墳を皮切りに、奈良めぐりのスタート。
法隆寺ではボランティアの方から詳細な説明を頂き、改めてその歴史に感服。
薬師寺で平山郁夫画伯の筆になる大唐西域壁画に感嘆したが、わずか二週間後に
訃報を聞くとは思いもしない事でした。
大修理、落慶なった金堂の素晴らしさに見とれた唐招提寺の拝観が終わったのは既に4時半前。
やむなく平城宮跡の見学を諦めて、宿泊予定である飛鳥の祝戸荘へ向かう。
宴会の後は恒例のカラオケをやめ、西岡棟梁の「木の声を聞け」を始めビデオ4巻による勉強会。
その中で幹事のI君が棟梁のご子息と、奈良高で同級であったとの話も出て一同ビックリ。
明くる日は石造遺跡に感動、高松塚・資料館・文化館の展示品で、古代からの歴史を学んだ。
橘寺は家内が縁続きのせいもあって、お寺の縁起や聖徳太子生誕に関する事等、詳細な解説に感謝。
しかしここで解散予定時間となり、遠方へ帰る人が多いのでやむなく飛鳥寺参拝を断念し帰路についた。
その後各氏からお礼と共に、2010年もこの続編を実施するべく、要望が相次いでI君と対応を協議中。
リプラ  景山 浩道