4回目の厳島神社

 毎年5月のゼミ同窓会1泊旅行。
今年もNHK大河ドラマで、清盛ゆかりの地厳島神社へ行ってきました。
私は過去3回参拝をしていて、あまり感激が無い上に春先の強風で損傷したとかで、名物の大鳥居はスッポリと足場に覆われた工事中で、神社全体の景観はサッパリ。但し、工事は6月中旬に完工するとの事でしたから、今頃は再び美しくなった姿を見せてくれているでしょう。
 もみじ饅頭とならんで名物の鹿は、人に慣れていながらおとなしく、可愛らしくて我々の間でも大人気。奈良公園の鹿に比べると体もかなり小柄なので、多分品種が違うのだと思います。
そんな中で、今回始めて知った建物が有りました。それは神社の外で、すぐ山側にある豊国神社です。豊臣秀吉の建立で、しかもその後祭られているのは、秀吉自身と清正というのは非常に珍しいと思います。
それはともかく、いかにも秀吉が建てたらしく豪壮なもので、全く壁面が無くて床からニョキニョキと、太い柱が立っている様子は本当に壮観です。それから数多くの懸額も見事な物ばかりで、最近に懸けられた物も有り、見とれてしまいました。建物が厳島神社を見下ろす小高い所に建っているので、四方の景観は素晴らしいものです。今まで3回も訪れながら、ここに気付かなかったのが不思議です。
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今回の旅行はここを見つけただけで十分と思いました。皆様も、もしご存知無くて厳島にお出でになる時は、是非ここ豊国神社、通称“千畳閣”への参拝をお薦めする次第です。
さて私事、この同窓会旅行はNHKの大河ドラマをテーマにしています。来年は新島八重さんに決まっています。八重さんはご存じない方も多いと思いますが、我が母校同志社の新島先生の奥様にして、近代日本の女性活動家の先駆者にして、今日までの女性運動に影響を与えたかたです。
その八重さんの出身地が会津若松なので、来年の旅先は何処かで関東勢はニンマリ、関西勢は東北への一泊旅行は無理と主張して喧々諤々。いつもの政治談議よりも議論は白熱。結局は終身幹事のI君の来年の企画を楽しみに、元気で再会を約束したことででした。
                              景山 浩道