皆様毎日暑い日がつづきますね。
夏休みもあと少し、子供たちをいかに楽しませ、宿題をスムーズにすませるかに
頭を悩ます今日この頃です。
先日所用で金沢へ行くこととなり、ひょんなことから母と娘と親子3代女3人旅
となりました。
金沢といえば和菓子!
ということで、ちょうどやっていた金沢まち博の中の呈茶菓子会席というものに
参加してまいりました。
和菓子屋の老舗「諸江屋」さんでまず蘭茶に寿煎餅と利休松葉をいただきました。
それから代々まもってこられた由緒あるお茶室「蓬莱庵」
(詳しいことは忘れてしまいましたが、織田信長の時代の近江から、
京都のお寺に移り、そこから移築されているものらしく、たいへん趣のあるお茶室でした)
に伺い、ご主人のお話をうかがいながら、お薄に金斗と柚巻柿
(奈良にもある干柿巻羊羹みたいなもの)や昆布のものなどをいただき、
さらに替え膳で、おにぎりに見立てた上用(塩味もついてる)に、冷たい白ぜんざい、
お魚(鰤イナダ)を干して粕漬けしたものなど・・
まだまだ終わりじゃないですよ・・お煎茶にぼうろなど・・と、お菓子の会席をいただき、
お土産に生干菓子までいただきました。
この生干菓子が絶品!!もっと食べたい~~~。
お茶室にはもちろんクーラーもありませんが、外の手水や蝉の音にと苔生した庭を渡る
風が涼やかで、ご主人のお話を聞きながら、遠い昔にタイムスリップしたようでした。
また、お菓子といっても普通の茶菓子ではなく、ほんとに幅広いお菓子(?)をいただき、
ひとつひとつ感動いたしました。(どれもとってもおいしかったですよ)
夕刻、東茶屋町に今度は料理の会席をいただきに行きました。
夕暮れの茶屋町
昔懐かしいお風呂屋さんの煙突とガス燈。手前は和小物やさん。
実は娘がまだ2歳のときに金沢の料亭「浅田屋」さんでお食事をしたことがございます。
小さい娘を連れてのこと、身重だった私を気遣い、ゆっくり食事できるようにと女将さんが
お孫さんのおもちゃで娘とずっと一緒にあそんでくださり、おかげで私たちはゆったりと
お料理を堪能できました。
(そのほかいろいろな点でも今までで一番のおもてなしの料亭でした)
今回は、東茶屋町にある「ほたる屋」さんというところにうかがったのですが、
予約のメールでお話していたら、実はご主人は浅田屋さんの息子さんで、
娘が遊んだおもちゃはお子さん(うちの娘と同い年)のものだということがわかり、びっくり!
ご縁を感じて、当日もおしゃべりに花をさかせて参りました。
お店は昔の趣きをそのままにしっとりとした雰囲気で(漆がふんだんに使われていました)、
予約すれば芸妓さんも呼べるというだけあって、広々とした個室でくつろげました。
(写真3)ここで芸妓さんが踊ってくださるのか?などと想像(未知の世界)
お料理もたいへん上品で手の込んだものが多く、加賀野菜や私の大好きな甘海老や娘の好きな
治部煮などもわざわざ出してくださり、親子3人感激していただきました。
また次は娘たちが進学した折にお会いしましょうと約束してご主人とお別れいたしました。
次に金沢へ行く楽しみがひとつ増えました。
設計部 南