地震に強い家へ<前編>

奈良県で震度6強に耐えられる家にするには

30年以内に70%は南海トラフ地震では奈良県は最大震度6強と予想されています。これは阪神淡路大震災や東日本大震災に並ぶ揺れの大きさになります。奈良県は昔から比較的災害の少ない地域でもあり、それぞれの家庭での災害、防災への意識が低いのではと懸念されています。

南海トラフ巨大地震 奈良県への影響は?

南海トラフの被害想定

内閣府のまとめによると、南海トラフ巨大地震では陸側で起きるケースで、奈良県は震度6強~震度5弱の範囲で揺れることが想定されています。下の図では

陸側ケースの震度分布 震度分布図(陸側ケース)
内閣府防災対策推進検討会議より

奈良県は内陸県になり、津波の被害はありませんが、大きな揺れで建物が倒壊、またその二次災害などで火災などの被害が考えられます。

強振動生成域の設定の検討ケース(陸側ケース)
内閣府防災対策推進検討会議より

奈良県に住む私たちの家はどうなる?

国の有識者会議の想定から作成された各地の被害想定。 下の画像は朝日新聞のサイトで見ることができます。 南海トラフ地震の被害想定サイトへ

朝日新聞 国の有識者会議の想定から作成された各地の被害想定
奈良県橿原市を入力したとき

お住いの市町村を入力すると、その市町村の最大震度や最大津波高、都府県の被害想定などが表示されるサイトもあります。よく最近「想定外の被害が・・・」とニュースやメディアでよく使われますが、今回の想定されている内容を前もって把握しておくことも防災にもつながります。

実際奈良県では震度6強の揺れは経験したことがありません。そこで誰もが一番気になることは、今住んでいる家は震度6強の揺に耐えられるのか、ということです。

では、震度6強でも倒壊しないお家とはどのような家なのでしょうか。

次回のブログでは地震に強い家<後編>で具体的に地震で倒れない家とはどういうことかをご紹介します。