ログイン
ご相談お問合せ
来店ご予約申込み
イベント・相談会開催情報
創造工舎 Staff Blog
ラインで問合せる
問合せ 来店予約 電話する ラインで問合せ
HOME  » 創造工舎のこだわり » 計測機器

計測機器

正しい寸法測定はものづくりの基本です。各工程で正確な計測を行なうことで、設計通り施工することができ、品質を保証することができます。
計測の基本は、物づくりに携わる人々が計測に対する技術を持つことであり、その上で計測機器を正しく管理、使用することにあります。これらは「計測管理」と呼ばれる取り組みであり、品質管理の土台となるものです。創造工舎ではあらゆる最新の計測機器を駆使し、正確・快適なリフォームをすすめています。

サーモグラフィー

物体から発する熱エネルギーを視覚化し計測するカメラ。赤外線エネルギーは人間が見ることができる可視領域よりも、波長が長い領域の光です。サーモカメラは、赤外線を面として視覚化した温度分布をリアルタイムに表示できる。

雨漏りの原因特定

従来の雨漏り調査は、目視や予測を立てて原因と思われる箇所に散水をし調査するなど、経験や勘に頼るところがあった。サーモグラフィを使用すれば、表面温度を測定し、浸水があった箇所は周囲と温度差ができるので、非破壊で原因箇所の特定が可能となる

断熱の欠損

断熱材の施工状況について、特に壁面は目視による確認ができない。サーモグラフィを用いれば、断熱材の欠損箇所が映し出される画像により温度差が判明する。

筋交いの調査

耐震診断では、筋交いの有無や場所特定は、新築当時の竣工図があれば予測が立てられるが、図面と実際の施工状況が異なっていることが多い。また、天井・床下からの目視による確認にも限界がある。サーモカメラで壁面を撮影することで、木材やモルタルなどの材料による温度差から、筋交いの有無や場所特定が可能となる。

工業用内視鏡(ファイバースコープカメラ)

わずかな隙間から内部の対象に接近し、肉眼で見るのと同様に観察を行える。パイプや壁などの構造物の内部をはじめとした、人間の目が行き届かないところの高精度な観察を実現する。

天井裏や床下の確認を行うには、点検口がない建物では開口を開けてから調査しなければならず、時間・費用がかかっていた。また、排水管のつまり箇所の確認などは、直接目視することができず、経験に頼るところが大きかった。ファイバースコープカメラがあれば、一人での作業も可能となり、さらに、画像や動画として記録することができるので、住まい手への説明もしやすくなる。

屋根点検カメラ

高所撮影用のカメラ。
屋根や樋などの高所を確認するには、はしごを使用したり、実際に屋根に上ったりと、危険が伴う作業である。また、2人での作業など、時間・人手が掛かる。高所撮影カメラがあれば、安全に一人でも作業ができるようになる。

高所撮影用のカメラ

気密測定器

相当隙間面積(C値)を算出するための数値を測定する機器。

住まい手の暑さ・寒さに対する要望には、経験値で応えるところがあった。隙間相当面積(C値)は、家の床面積に対して隙間がどのくらいあるか(家の気密性)を示す指標であり、暑さ・寒さを数値的に示すことで、住まい手にも分かりやすく提案ができることを期待する。

放射温度計

物体から放射される赤外線や可視光線の強度を測定して、物体の温度を測定する。物体に非接触で測定できるので、短時間で温度測定が可能となる。

人が感じる体感温度に大きく影響するのは「放射」である。放射とは、自分の体と接触していないもの(室内においては壁や天井など)の「表面温度」により影響を受けることである。同じ室温でも、周囲の表面温度が高ければ暑く、低ければ寒く感じる。

室内室外温湿度計

室内と室外の温度を同時に計測・表示できる。

結露は、室内の暖かい空気が外部に面する窓や壁の付近で急激に冷やされることで発生する。室内と室外の温度差が激しいと、結露が多く発生する原因にもなる。室内外の温度差は、温熱環境・劣化に大きく関わる。

データロガー温湿度計

センサにより計測した温度・湿度の変化を、データ化して断続的に保存する。

既存の建物の状況を把握するためには、温熱環境を知ること大切である。また、室温の変化は住まい手の健康状態にも大きく関わりがある。夏・冬の温度・湿度を測定し、改修後の住まいの温熱計画を立てることに役立つ。

測量工学機器(セオドライト)

水平・垂直面における角度を測定するための精密計器。家と土地などの位置関係を正確に測る測量に使用する。

既存建物の形状・配置が建築条件や法規に合致しているかの判断をするためには、敷地と建物の位置関係を正確に把握する必要がある。測量を外注すると、経費が掛かってしまう。また、自社で測量ができれば、計画を立てる時間の短縮にもつながる。

鉄筋探査機、シュミットハンマー

耐震補強工事において、コンクリート基礎の強度が低いと壁の耐力を上げるのに限界がある。既存コンクリート基礎の状態を把握することは、補強方法を検討するにあたり必要な情報である。

鉄筋探査機

コンクリート構造物を破壊せずに、鉄筋の配金状態、コンクリートのかぶり厚(コンクリートの表面から鉄筋の表面までの最短距離)などを調査する。

コンクリートのかぶり厚さとは、鉄筋の表面とコンクリート表面の距離の事であり、耐久性・構造安全性確保のために大きな役割を果たす。

その他の場面としては、給排水工事で基礎に開口を開ける際、鉄筋の位置を正確に把握できれば、誤って基礎を切断することなく、作業時間も短縮できる。

シュミットハンマー

コンクリートの圧縮強度を測定するための機器。コンクリートに打撃を与え、返ってきた衝撃により強度を推定する。構造物に損傷を与えずに検査が可能。

コンクリートの圧縮強度は、目視だけでは判断できない。コンクリートは打設後に一定の強度を発し、時間と共に中性化しながら圧縮強度が変化していく。

木材水分計

木材やチップボードの水分含有率を測定

木材は、含水率が低くなるほど強度が増える。建築用材の標準的含水率は、構造用製材では20%以下とされている。例えば、床下が湿気が多い環境だと感じた際、床組みに使用されている木材の含水率を計測すれば、湿気の程度がどれほどのものかの判断に役立つ。

レーザー墨出し器(オートレーザー)

数本のレーザー光を、床面・壁面・天井に照射し、水平・垂直などの基準となる線を出す(建築用語で墨を出す)精密工具。

床や壁の傾斜は、視覚や体感では感じ取れないことがある。レーザー墨出し器を使用することで、目視では確認できない壁の膨らみやゆがみ、床・天井の傾きを正確に把握できる。

照度計・騒音計

住まい手の「明るい・暗い」「騒音が気になる」といった感覚的な要望に対しては、経験や勘に頼る提案しかできなかった。照度計・騒音計を使用することにより、感覚的な要望にも数値で答えることが可能。また、計画を立てる際も、数値を目標にプランニングできる。

 

デジタル照度計

「物体の表面を照らす光の明るさ」を表す照度を測定する。

デジタル騒音計

「音の大きさ」を測定する。周りの騒音がどれくらいうるさいのかを数値で表示される。

レーザー距離計

3D情報が取得できるレーザー距離計。1つの地点から2点間測定を素早く正確に行える。屋根の寸法計算、CADソフトへのデータ統合も可能。

既存住宅の実寸、特に屋根などの外回りを採寸することは難しい。二人一組での採寸は時間や人件費が掛かり、屋根などの高所の採寸は危険を伴う。採寸寸法の正確性、時間短縮が期待される。
Google+で共有 Facebookで共有 twitterで共有