先日収納の現場のお話をさせていただきましたが、より一層皆様のご相談にお答えできるようにと収納アドバイザーの講習会に行ってまいりました。
収納アドバイザーというのは片付けきれずにお困りのお客様にアドバイスさせていただいたり、収納計画を立てて建築設計を行う方の認定資格です。
もちろん私も日々そのようなお仕事もさせていただいておりますので、改めて確認といった感じではあったのですが、いろいろと楽しくお話を聞かせていただきました。
はるかかなたの学生時代に習ったなぁ~とか、そうそうそんなお客様もいらっしゃるなぁ~とか・・・。
ところで、皆様のお宅は以下のどのタイプですか?
1.基本的に物が少ない。使っているものが整然と片付けられている。片付けられた
使っていないものもいつ使うかわかっている。シンプルな状態。
2.物は多いが片付けられていて、いつ使うかほぼはっきりわかっている。
3.使うものも使わないものも不要なものも分類されてはいないが片付けている。
4.使うもの、使わないもの、不要なものが雑然と入り混じっている。片付けされていない。
私は・・・内緒です。
片付けるってのは何かに押し込めて目につかなくするってことじゃないですよ。
たとえばキッチンの天板の上に調味料やレードルなどがあってもいいんです。
要は指定席があるってことです。
で、使うときにすぐ出せて、また戻せるところが決まっていること。
・・だめですよ。大体この辺にあるって山のように積み重なってる場所を指差すのは。(笑)
それぞれの特徴ですが、
1の方。
理想的です。
要・不要の区別がはっきりしていて、物も少ないので整理収納そのものが効率的にでき、高レベルの割りに手間がかからないタイプです。
2の方。
物は多いけれど、いつでも使えるように準備されているので、便利です。
ただ、収納スペースはたくさん必要ですし、物が多いので整理収納に手間がかかります。
3の方。
要・不要の区別があいまいなので、整理がつかず、ただ収納していくので、どんどん物とともに収納スペースが増えていくタイプです。
このタイプになると、だんだん収集がつかなくなって、デッドスペースが増え、どこになにがあるかわからない状態になり、4へ進んでしまいます。
4の方。
全てのものをどんどん溜め込んでいき、ほとんど捨てない状態。
物で混沌とした状態なので、何をするにも物探しから始まってしまうタイプ。
同じものを何度も買ったり、使わないまま期限がすぎたりなど無駄も多い。
多分2とか3の方が多いでしょうね。
要らんもの捨てんとなぁ~でももったいないしぃ~まだ使うかもしれへんし~高かったし~とかって、捨てられない症候群はどこにでも出没します。私もですし。
でも、使わずに置いておくのは逆にそのスペースにお金を払い(捨てるのも今はお金がかかる)もったいないので、使う方に回すのがエコです。
その為には譲れる状態の内にまわし、さらには、使うシチュエーションがはっきりイメージできないものは持ち込まないようにすれば完璧です。
当たり前のことではありますが、一番意識改革として勉強になりました。
さらに今持っているものも、使っているものはその指定場所を決め、使っていないものはいつ使うのかの消費期限を決めれば、無駄なスペースをとられることが少なく、お家の中が片付いた状態になります。
そうなればしめたもの!
お部屋を自分の好きなインテリアに替えて、ゆったり好きな音楽など聴きながらコーヒータイムなんて、物探しの時間を自分の趣味の時間に使えます。
早速、小さなスペースからでもやってみませんか?
(私も冷蔵庫と玄関から始めました・・・)
やってみて、自分じゃ無理!ということなら、ショールームまでご相談ください。
おしゃれで効率のいい収納など一緒に考えさせていただきますよ。
お待ちしております。
フラン 設計 南