こんにちは、設計の篠田です。
古い(多分大正初期ぐらい)民家の再生現場です。
「古材文化の会」さん主催で計画されたものです。
解体~構造補強工事、
古い屋根瓦の流用方法や、左官壁の補修などなど、
昨年8月からシリーズで改修方法の勉強をさせていただいておりました。
今回完成見学会となりました。
現状外観1

現状外観2

現状外観3

朽ちた床組み

もろい床組み

解体と補強

足元の補強

再利用される瓦

瓦の葺土を左官壁に利用

いつも想い悩む場面なのですが・・・
ここまで朽ちて住人もいない建物の相談を頂いたとき、残せるのものを残し、
再生させるべきなのか・・・。
それとも、きれいさっぱり建替の提案をさしあげるべきなのか・・・。
私自身、もったいない!!と感じえるのか・・・。
今の私の場合は、住まう方の家に対する想いや、建物の価値、安全性、
ご予算などを考慮してすすめさせていただいています。
昔の床を修復

昔の暮らしが偲ばれる

完成内観

こちらは、外国人観光客がステイするための施設に利用されるとか。
とても落ち着いた素敵な空間に仕上がっていました。
完成外観1

完成外観2

完成外観3

設計部 篠田