先日、深夜に何気なく点けたテレビの番組で、ある世界的な音楽プロデューサーと彼が手がけた数々の名曲を紹介していました。（NHKの「SONGS」という番組の再放送でした。30分番組の最後の10分くらいを見ただけなので、しっかり見たとはいえませんが・・・。）
私が見たのは、歌手のセリーヌ・ディオンと彼女を有名にしたプロデューサー、ディヴィッド・フォスターが同じステージの上でセッションしているシーンでした。セリーヌが歌をうたい、デイビッドがピアノを弾いているのですが、そのときに歌っていた曲「Because You Loved Me」の内容（歌詞）と、彼女のデイビッドに寄せる好意がとても印象的でした。
彼女が心の底からその曲の歌詞をかみしめて歌っている様子から、彼女が実力をつけ有名になっていく過程で、いかにデイビッドが彼女に強い期待を寄せ、彼女を信頼し、彼女の成長を応援し続けていたかが、ひしひしと伝わってきました。
曲を歌い終わってから、セリーヌはデイヴィッドに深い感謝の言葉を述べた上で、二人はステージの上で強く抱き合うのですが、そのシーンがとてもとても感動的で深夜にもかかわらず、思わずひとりで涙してしまったのでした・・・。
人を愛し、信じることがどれほど素晴らしいか、一方で短気になって怒ったり、不機嫌さを周囲にばらまいてしまう自分自身を振返ったとき、一体自分はこの地上に何をしにきたのだろうかと深く考えさせられてしまいます・・・。
心が洗われるような、ジーンときた出来事でした。
フラン真美ヶ丘店 藤村 忠司
