壱岐島に遊ぶ

残暑の中、壱岐島に行ってきました。
佐賀県唐津東港を出港、途中宝くじのご利益で有名な「宝当神社」の鎮座する高島を右に見て、
約1時間45分の船旅です。海風の心地良さはありましたが、気温は関西と同じくらいでした。
100921kage06
一番の見所は「猿岩」で、高さ50mもある巨岩ながら本当に猿そっくりで見事なものでした。
他には、水平線がわずかに弧を描き、地球の丸さを感じさせる左京鼻の眺めは雄大でした。
100921kage02
100921kage04
太平洋戦争の傷跡を残す黒崎砲台跡にも行きました。
ここは戦艦大和と同じ41センチカノン砲を備えながら実戦では一発も発射することなく、
膨大な労力と経費を無駄にする戦争の虚しさを憶え、感慨深いものがありました。
100921kage01
さらに麦焼酎発祥の地である醸造所の見学と、10種類を超える試飲も大変けっこうでした。
残念だったのは、行程の都合で見学したかった2ヶ所に行けなかった事です。1つは登呂・吉野ヶ里遺跡と並ぶ、3大遺跡の原の辻を見られなかった事。
今一つは黒川紀章氏の遺作である「壱岐市立一支国博物館」を観られなかった事です。
それから、覆っている土を取れば「石舞台古墳」にそっくりと云われる「鬼の窟古墳」等も、
運転手さんが一時停車してくれただけにおわりました。
100921kage09
これらは、ガイドさんの「又次に、壱岐へおいでになった時のお楽しみに」という言葉通りに、
必ず再訪をと思った次第です。その際には、大陸文化の飛鳥・大和への伝来経路となったらしい歴史や、万葉時代の交流、そして古墳・石造遺跡の共通点に触れて学びたいとの気持ちを新たにしました。
追記:昼食で頂いた、特産の赤うにを使った‘うにめし’は北海道のバフンうにの‘うに丼’よりも
美味しくて、オプション追加料金2千円の価値は十分ありました。
                                   景山 浩道

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください