奈良県磯城郡三宅町Ｓ様邸の施工事例　わが家の和室の室礼

HOME　»　リフォーム事例　» 　デザインリフォーム・リノベーション　予算1000万円以上　»　Ｓ様邸工事例

わが家の和室の室礼

奈良県磯城郡三宅町　Ｓ様邸　/　戸建て　45年　/　工期：約95日

現代の暮らしの中で「ハレとケ」の区別を曖昧にすることによって、家族のスペースを広げ豊かな暮らしを最優先させるという計画になりました。

お客様のご要望１階の面積を占める二間つづきの和室は暗く寒く使いにくいし、慣例的に今まで法事や客間として使用していたが、家族が広々とくつろいで使える和室にしたい。
もうすぐ定年で今後のことを考えると、１階だけで十分生活ができるように環境を整えておきたい。
また、設備の更新や、隙間風などをなくし、地震にも安心できるように耐震を考えた提案してほしい。

設計コンセプトもうすぐ定年を迎えられるご夫妻は、今後の暮らし方に夢を持っておられました。
・地震対策と長年使ってきたキッチンをすっきり新しくしたい。・冬のすき間風や寒さ対策。
・今までコレクションしてきた工芸品などを飾って似合う部屋にしたい。
・広々とした居間をつくって足腰が弱ってきても快適に暮らせるよう椅子生活も似合う部屋にしたい。etc。

残したいものは残す工夫を提案させていただいた事が気に入っていただき、お付き合いが始まりました。
まだまだ使える天井材や建具は再利用し、痛んでいる床や窓などは更新し、耐震補強のために傷んでいた廊下側から柱と壁を追加しました。
間取りとしては、隣家と接して採光が取れず、物置となっていた洋室は納戸として利用し、将来主寝室として使用するためトイレに近い位置に洋室を計画。（今は書斎として使用されている）
広縁は居間に取り込み大きな一室としてつなげ、今の生活にあわせた間取りとしました。

一体の部屋として使い、ゆるやかに仕切る計画によって、庭の緑も室内に取り込むことが可能となりました。　