暮らしリフォームUP術 9 機能とデザイン

コスパ!じゃなくて、タイパ!

ここ最近巷ではコスパ重視ですが、だんだんタイパ注目されてきています。タイムパフォーマンスを考えたリフォームをお伝えします。

安くて価値のあるコストパフォーマンスに優れた商品であることはもちろんのことで、尚且つタイパの良い商品とは・・・

今回は最新の洗濯機の中でも、タイパが良いドラム式洗濯機をご紹介します。

最近のドラム式洗濯機はご存じの通り、「洗い」「すすぎ」はもちろんのこと、「乾燥」までしてくれます。「乾燥」といっても、ただただ乾かすだけでなく、お天気の良い日に外で乾かした洗濯物よりも、ふんわり仕上がって最高に気持ちいいです。

こちらが我が家の洗濯機です。

パナソニックのドラム式洗濯機

以前の洗濯機は「洗い」「すすぎ」「脱水」まででした。そこからは人の手で

  1. 取り出す
  2. しわをとる
  3. ハンガーにかける
  4. 干す
  5. 取り込む
  6. たたむ
  7. 収納する

この7項目が洗濯という家事仕事でしたが、ドラム式洗濯機を使うと、

  1. 取り出す
  2. たたむ
  3. 収納する

以上!!
3ステップで洗濯が終了です。

さらにいうと、雨の心配や、天気の悪い日は生乾きの心配もあり、洗濯をするタイミングも限られていましたが、ドラム式洗濯機はお天気も気にせずに好きなタイミングで洗濯をスタートできます。

また、私の家ではコスパもタイパもさらによくする為に、深夜電力を使い、夜に洗濯しています。これまではお天気の良い日は朝から洗濯!と縛られなくて済むのです。お天気の良い日は朝からお出かけしたり、有意義に過ごすようになりました。なにより妻は大満足しています!

共働きが当たり前の時代です。時間はみんな平等に与えられているものです。いかに時間を有効活用できるかが、快適で豊かな暮らしにつながるのではないでしょうか。

暮らしリフォームUP術 8 機能とデザイン

わが家の住まい 暮らし 木の特質「床のめくれ」「床のささくれ」

床の「めくれ」「ささくれ」

マンションや建売住宅にはまだまだ採用が少ない無垢材フローリングですが、こだわりのあるリフォームやリノベーションでは無垢材を選ぶ方もだんだん増えてきました。

無垢材の床のメリット

無垢材はなんといっても、本物の木質や木目が魅力です。

張替えたばかりの新しい木質も良いですが、歳月を経て変化していく色や艶を楽しむことができるのも無垢材ならではの醍醐味です。

チークは経年変化の代表的な樹種で、徐々に飴色に変化し重厚感が増していきます。経年劣化を楽しむとともに、愛着もわいてきます。

自然素材の無垢材は、複合フローリングにはない調湿作用があることもメリットです。部屋の湿度によって空気中の水分を 吸収・放出し、湿度を一定に保とうとします。

昔の木造家屋が、高温多湿の日本の夏をエアコンなしでも過ごせたことも納得できますね。

寒い冬は床も冷たくなり、素足ではひんやり感じます。無垢材は素足でも体温が奪われにいのです。 木は熱伝導率が低いため 素足でも温もりを感じられるというメリットがあります。(コンクリートと比較すると木材の熱伝導率はわずか10分の1程度です。)

また木は柔らかさもあるので、高齢の方や赤ちゃんにも優しい床材と言えます。樹種によって硬さも変わってきますが、広葉樹より針葉樹の方が柔らかいようです。代表的な針葉樹は、ヒノキや杉、パイン材などです。広葉樹はウォールナットやチーク、メープル、オークなどがあります。

無垢材の床のデメリット

無垢材フローリングは複合フローリングと比べると価格が高い事です。

樹皮に近い部分では節もあります。節がある部分は価格も安くなりますが、その「天然木」らしさは板目ならではの模様です。

しかし、この節がある部分は「めくれ」や「ささくれ」がおきやすい箇所でもあります。キャスターつきの椅子や家具でこの「めくれ」や「ささくれ」が悪化してしまうこともあります。

マットやラグを敷いてささくれを悪化させないのも一つの方法ですが、ささくれや傷などができた場合は、サンドペーパーをかけてささくれ部分を滑らかにすることもおすすめです。また、無垢材に合う自然由来のクリアのオイルを塗ってあげるのも良いでしょう。無垢材の傷がひどくならないように仲良くお付き合いください。

暮らしリフォームUP術 7 機能とデザイン

わが家の住まい 暮らし 木の特質「反る」

わが家には無垢の木を使った家具がいくつかあります。無垢の木はやさしくてぬくもりを感じます。おしゃれでかっこよく、最近のトレンドには欠かせない存在です。

キッチンにある無垢のキッチンボード

無垢材とは・・・

簡単に説明すると、接着剤を使わずに製材品としてそのまま利用する木材のことです。一本の木から使用する形状で丸太から切り出した木材のことです。逆に無垢材を接着剤でつなぎ合わせた木材の事を集成材と呼ばれています。

無垢材は一本の原木から切り出されたものなので、化学物質を含んでいません。木本来の質感や風合いがその大きな魅力であり、調湿作用があります。

無垢材はなんといっても、素材ひとつひとつが違った表情をみせる木目が特徴です。天然の木から作られる無垢材の家具は、その木目や色合いは個々に異なり、二つと同じものがありません。

また、調湿作用によって、水分を吸収・放出することにより、縮んだり膨らんだりする性質があります。

無垢材のメリット

無垢材家具のメリットは、その風合いの美しさや肌触りはもちろん、経年変化を楽しめる点も大きなメリットでしょう。

家具は数年から数十年使うのが一般的です。

年月が経つほどにその風合いの違いが楽しめるのも、無垢材ならではではないでしょうか。

傷や汚れまでも、長年の思い出と一緒に個性として楽しめます。

また、接着剤を使用していないため、安全性が高い点もメリットと言えます。

無垢材のデメリット

無垢材は、木質材料に比べると価格が高くなる傾向にあります。

一本の木から材木として利用できる部分が限られてしまうためです。

また、無垢材はその特徴として木が伸縮するため、場合によっては反りかえりや、ひび割れを起こすことがあります。

無垢財の反り方

無垢材の特質を知らない方がこの写真を見ると、不良品かと思われるかもしれません。無垢の木はこのように湿度によって変形するため多少の隙間ができてしまったり、扉が閉まりにくくなる事もあるかもしれません。ある程度は寛容にお付き合いください。

このような木の自然な特質を理解したうえで無垢の家具と楽しく暮らしていきたいものですね。